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九州

長崎 実力派がそろう 福岡 層厚い大学生ら
国体成年800メートルで優勝した佐賀2区予定の陣内綾子
 長崎は「3位だった前回より戦力ダウン」(小柳勝彦監督)とはいうものの、上位を狙える選手はそろった。第17回から続く一けた順位を死守して入賞を目指す。全日本実業団駅伝で優勝した資生堂の1区の藤永佳子と日本選手権一万メートル7位の扇まどか(十八銀行)ら実力派が1区とアンカーを担ってチームを引っ張る。国体三千メートル4位の松永明希(諫早高)とジュニア五輪三千メートルA6位の末吉茜(西大村中)ら序盤の選手が上位を保てば、中盤以降は流れに乗れそうだ。
 福岡は大学、高校生の層の厚さで昨年の8位以上をうかがう。インカレ一万メートル4位の松岡琴子(玉川大)かインターハイ三千メートルで8位入賞の友枝美里(戸畑商高)の1区起用が濃厚。国体千五百メートル5位の田中華絵(筑紫女学園高)が2区か4区で持ち前のスピードを発揮すれば上位は近づく。調子を落としている野原優子(TOTO)が完全回復するかもポイントになる。
 宮崎は前回9位で入賞を逃しており、今回こそ3年ぶりの入賞を目指す。実業団は沖電気の宮内洋子・宏子が姉妹で4年連続メンバー入りし、今回も1区と9区が予想される。小坂康弘監督は「昨年は実業団に頼ったが今回は中高生が成長した」。永田あや、桝田悠里ら全国高校駅伝5位の小林高勢に加え、三千メートル9分50秒台の中学生勢がいる。
 熊本の志水貢一監督は「上位に食い込めるチームができた」と自信をのぞかせる。ふるさと出場予定の橋本尚子(九電工)は故障でエントリーできなかったが、世界ジュニア選手権三千メートル9位の仙頭さゆり(熊本千原台高)が1区を担い、全日本実業団駅伝4位のワコールの風間友希が3年連続アンカーで2年ぶり入賞を狙う。
 鹿児島は神村学園高勢を主力に8位入賞が目標。全日本実業団駅伝2位の三井住友海上で1区を走った岩元千明が1区、若松育美(デンソー)がアンカーの予定で、この2実業団選手の出来が鍵を握る。
 大分は大学生と高校生が中心。予定していた矢野由佳(シスメックス)の故障は痛い。伊藤雅則監督は「正直厳しいが20位台を目指す」。佐賀は1区予定の挽地美香(天満屋)の故障からの早期回復に期待をかける。国体成年八百メートルで優勝した陣内綾子(佐賀大)のスピードを2区で生かし、前回26位以上を狙う。沖縄は名護高勢を中心に、9年ぶりの30位台が目標だ。
■他種目合宿で刺激
 長崎の年末年始合同合宿は男女の駅伝チームだけでなく、短距離や投てき、跳躍などの陸上選手も参加する。互いに刺激し合って成長するのが狙いで、小柳勝彦監督は「他種目の選手らに励まされてタイムが伸び、それが本番の自信になる」と効果を説く。
 合同合宿は第16回大会を前に始めた。第17回から一けた順位をキープ、第18回は初優勝に輝いた。「他種目の選手も好成績を収めるようになった」(小柳監督)。合宿中、コーチらが経験談などを伝えるという。今回も28日から6日間、宮崎県内で行い、励まし合っている。