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高鳴る胸 沸き立つ思い |
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快走誓う選手たち |
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| 写真上から秋田の藤川、香川の中学生(左から大石有、港、大石早)、広島の山田、島根のバハキ |
号砲が間近に迫り、47都道府県の代表が入洛した。出産を経て都大路に戻ってきたベテランや、同じ島で競い合ってきたライバルの中学生ランナー…。家族の思いや郷土の期待を背負って、レースに挑む話題の選手たちを紹介する。
■飛躍かけ古里から 秋田・藤川
ここ3年間は40位前後と振るわなかった秋田。4年ぶりに藤川亜希(資生堂)がふるさと出場することになり、チームは活気づいている。前回出場時と同様、アンカーをまかされる予定で、「どの位置でたすきをもらってもしっかり走りたい。中高生が自信を持って走れば20番前後にいける」と躍進を誓う。
長年苦しんだ足の故障も癒え、12月の全日本実業団駅伝では4区2位と好走を見せた。好調を持続している様子で、「練習をしっかりこなせている」と表情も明るい。
25日の大阪国際女子マラソンにも出場予定で「自分自身につなげるためにも頑張りたい」と気持ちを高めていた。
■”ロードの島“枠独占 香川・3中学生
香川の中学生は、小説「二十四の瞳」の舞台となった小豆島在住の3人が占めた。同じ島で育った3選手がそろって都大路に挑むことになり、香川の三谷昌輝監督(40)は「全員が小豆島出身というエントリーは初めて。島も盛り上がっていると思います」と話している。
小豆島は「タートル・フルマラソン」やハーフの「オリーブマラソン」、島の地区ごとで競う「小豆島駅伝」が行われるなどロードレースが盛んな土地柄。島内には一家3代続けてマラソンランナーという家庭も珍しくないという。
エントリーされたのは大石早紗(池田中3年)と有紗(同)の双子姉妹、港菜月(土庄中2年)。両校の指導者が熱心で週末や夏休み合同練習を繰り返し、互いに競い合ってきた。
8区予定の大石早は「昨年を上回る30番台を目指したい」、補欠の大石有は「走れたら、納得のいく走りをしたい」と気持ちを高める。3区予定の港は「香川の中学生の代表としていい走りをしたい」と意気込みをのぞかせた。
小豆島の高校で陸上指導した経験のある三谷監督は「小豆島には走る環境が身近にある。島の代表として3人には頑張ってほしい」と期待を込める。
■母として挑む 広島・山田
ハーフマラソン日本歴代3位の記録を持つ広島の山田(旧姓小鳥田)貴子(31)=デオデオ=が、4年ぶりに都大路に帰ってきた。結婚を機に一度は現役を退いたが、出産を経て昨年5月に復帰。「娘に格好良いところを見せたい」と熱い思いを胸に、レースに挑む。
広島・熊野高時代の恩師であり、実業団のデオデオ(広島)監督に就任した中田一吉氏に誘われて現役復帰を決めた。「引退後も完全燃焼できていない思いがあった。(復帰を)家族に相談したらやってもいいと言ってくれた」と笑顔で振り返る。
全国女子駅伝は通算12度目の出場。9区で過去2度の区間賞を獲得するなど、広島チームの大黒柱として快走を続けてきた。夫の実家で、2歳になる長女の芽生ちゃんがレースをテレビ観戦する。「画面に映れるように頑張ります」とママの顔をのぞかせた。
■国籍を超え 島根・バハキ
島根からはブラジル国籍のバハキ・フェルナンダ・アリゾノ(14)=浜田三中2年=が都大路の舞台に挑む。母親が日系ブラジル人。広島で生まれ、4歳で島根に引っ越してきた。
小学3年の時、浜田市の記録会に参加した。「賞状をもらったり、記録が伸びるのが楽しくて」と陸上にひかれた。
全国女子駅伝は小学6年からのあこがれだった。今大会は控えに回る予定だが、「自分は出られない大会だと思っていたので、すごくうれしい。走ることができたら1人でも多くの人を抜きたい」と抱負を口にした。
【2009年1月10日掲載】
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