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レース展望

「3強」熱い優勝争い 京都V5へ強力布陣
 11日午後零時半、西京極陸上競技場を発着点とする9区間42・195キロのコースで熱戦の火ぶたが切られる。史上2度目の5連覇を目指す地元・京都を軸に、悲願の初優勝に燃える岡山、4度目の制覇を狙う兵庫が激しい優勝争いを演じそうだ。有力高校生を擁する愛知、実業団の有力ランナーを抱える千葉をはじめ、宮崎、福岡、長崎の九州勢なども実力は高く、「3強」を猛追する。
■岡山 五輪代表中村友ら中心
□兵庫 小林祐らの一体感強み
 京都は11年ぶりに大会記録を塗り替えた昨年を上回る戦力を整えた。前回メンバー7人が残るうえ、北京五輪三千メートル障害出場の早狩実紀(京都光華AC)が加わる。どの世代も穴がない強力な布陣で臨む。
 岡山も優勝を狙えるメンバーが集まった。北京五輪マラソン代表の中村友梨香ら天満屋勢と、全国高校駅伝2位の興譲館勢が中心となる。シドニー五輪マラソン7位の山口衛里新監督をリーダーに初の栄冠を目指す。
 兵庫も強力だ。全国高校駅伝4位の須磨学園勢が柱となり、中学生も全国トップクラス。東京国際女子マラソン2位の加納由理(セカンドウィンドAC)も4年ぶりに戻ってきた。2区で4年連続区間賞を狙う小林祐梨子(豊田自動織機)をはじめ、高校生以上の全員が須磨学園高の現役生とOGという一体感も強みになる。
 愛知も注目したい。全国高校駅伝を初制覇して勢いづく豊川高勢に、昨年京都で優勝に貢献した湯田友美(ワコール)がふるさと選手として加わる。中学生の奮起次第では初の栄冠が見えてきそうだ。
 前回30位に甘んじた千葉は鮮やかに復活しそう。第24回大会で1区区間賞に輝いた新谷仁美(豊田自動織機)が初めて千葉から出場する。前回アンカーで区間11位の堀江知佳(アルゼAC)ら実業団の有力選手もそろう。
 九州勢も激しく追いかける。宮崎は宮内姉妹らOKI勢3人と小林高勢を擁し、前回の4位以上を狙う。福岡は国体成年女子五千メートル3位の若月一夏(TOTO)がエースに育ち、中高生にもすきがない。長崎は2年ぶりに出場する藤永佳子(資生堂)に期待が集まる。
 埼玉は前回3年連続入賞を逃した雪辱に燃え、群馬はヤマダ電機勢と常磐高勢の固い結束で過去最高の5位以上を狙う。昨年は1区で出遅れながら粘りのレースを見せた福島は前回以上の戦力で挑む。神奈川はむらのない布陣で前回の5位以上を目指す。
 鹿児島、熊本のように中高生主体のチームがある一方、回数制限が撤廃されたベテランのふるさと選手を核に据える都道府県も多い。昨夏の北京五輪を経験したトップ選手、今夏の世界選手権ベルリン大会を目指す新鋭たち−。すべての選手が故郷の期待を背負って都大路を駆ける。

■有力チームの1、9区予想
1区 
神奈川 中村 仁美(パナソニック) 
愛 知 湯田 友美(ワコール) 
京 都 木崎 良子(ダイハツ) 
兵 庫 中道 早紀(須磨学園高) 
岡 山 泉  有花(天 満 屋) 
福 岡 若月 一夏(TOTO) 
長 崎 朝長菜津美(十八銀行)
9区 
渡辺 美紀(パナソニック) 
阿蘇品照美(トヨタ車体) 
小島 一恵(立 命 大) 
加納 由理(セカンドウィンドAC) 
中村友梨香(天 満 屋) 
上橋 佳恵(TOTO) 
藤永 佳子(資 生 堂)
(都道府県の番号順)

■最近10年の上位チーム
    1位 2位  3位 
17回 福岡 兵庫  埼玉 
18回 長崎 愛知  福岡 
19回 兵庫 千葉  京都 
20回 京都 長崎  福岡 
21回 兵庫 京都  長崎 
22回 兵庫 神奈川 京都 
23回 京都 兵庫  山形 
24回 京都 埼玉  長崎 
25回 京都 岡山  兵庫 
26回 京都 兵庫  岡山

京都の 
過去の記録 
1回 2位 
2回 優勝 
3回 6位 
4回 4位 
5回 5位 
6回 優勝 
7回 優勝 
8回 優勝 
9回 優勝 
10回 優勝 
11回 2位 
12回 4位 
13回 2位 
14回 優勝 
15回 2位 
16回 2位 
17回 9位 
18回 11位 
19回 3位 
20回 優勝 
21回 2位 
22回 3位 
23回 優勝 
24回 優勝 
25回 優勝 
26回 優勝
【2009年1月10日掲載】