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(2)最速ランナーの速度は?

マラソン「皇帝」に肉薄

 選手を先導する白バイ隊員はレース中、リアルタイムで時速が分かる。京都府警交通機動隊によると、選手とは20〜30メートルの距離を保ちながら、時速15〜17キロで先導する。選手がスパートをかけると、スピードメーターは20キロを上回るという。

 タイムから計算してみる。大会記録(9区間、42・195キロ)は2008年に京都がマークした2時間14分58秒。単純に速度に直すと、平均時速は18・8キロになる。少し急いで自転車に乗っている感覚に近い。

 歴代の「最速ランナー」は誰だろう。1〜9区の区間最高記録を比べると、09年の第27回大会で2区(4キロ)を12分07秒で駆け抜けた兵庫の小林祐梨子選手(22)=豊田自動織機=がその称号を得た。アップダウンに加え、カーブが連続する難コースで、平均時速は19・8キロに達する。小林選手は、2区の歴代3位までの記録も独占する。4キロまでなら、男子マラソン世界記録(2時間3分59秒)保持者で「皇帝」と呼ばれるゲブレシラシエ選手とも互角に渡り合えそうだ。

 最短の3、8区(3キロ)を走る中学生も侮れない。緩やかな上りが続く8区で09年に区間記録を更新した京都の久馬萌選手(17)=綾部高2年=の平均時速は18・6キロだった。先導した菅生秀樹巡査長(34)は「上りが続くので速度が落ちるかなと思ったが、久馬さんの勢いは一向に衰えなかった」と振り返る。

 間近で観戦すれば、風を切り、一瞬で目の前を通り過ぎる女性ランナーの速さを体感できる。時折、沿道でランナーを追いかける姿を見掛けるが、「レースの妨げになる恐れがあるので、遠慮してほしい」(女子駅伝事務局)という。

【2011年1月5日掲載】