京都新聞TOP > スポーツニュース > 哀悼のセンバツ開幕
インデックス

哀悼のセンバツ開幕

「がんばろう!日本」
開会式で、東日本大震災の犠牲者を悼み黙とうをささげる出場校の選手たち(23日午前9時すぎ、兵庫県西宮市・甲子園球場)=撮影・水澤圭介

 第83回選抜高校野球大会が23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。東日本大震災からの復興を願い、「がんばろう!日本」をスローガンに、12日間の熱戦が始まった。

 開会式では、まず全員で震災犠牲者に黙とうをささげた。被災者の心情に配慮して入場行進は行わず、出場32校の選手は外野に整列した後、前年優勝の興南高(沖縄)に続いて南から北の順に1校ずつ内野まで前進した。

 13年ぶり2度目の出場の京都成章高は胸を張って堂々と歩いた。震災の被害が大きかった東北高(宮城)の校名が放送されると、客席から大きな拍手が沸き起こった。

 日本高野連の奥島孝康会長は「被災地のみならず、未曽有の大震災で自信をなくした日本人に『頑張ろう』というエールを送る大会にしたい」とあいさつした。

 創志学園高(岡山)の野山慎介主将が「大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。私たちにできること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです」と選手宣誓した。

 今大会は鳴り物での応援を自粛し、入場料の一部を義援金に充てるほか、球場内で募金活動を行う。

【2011年3月23日掲載】