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ハンナリーズ、初の京出身選手

練習生から正式契約
ひたむきに努力を重ね、契約を勝ち取った京都ハンナリーズの川畑(龍谷大平安中高体育館)

 京都ハンナリーズの練習生でガードの川畑隼人(24)が正式契約を勝ち取った。京都市左京区出身の川畑はチームにとって初の京都出身選手となる。高校卒業後に建設現場の仕事で学資を蓄え、専門学校で競技を続けるなど並々ならぬ苦労を重ねてきた。プロへの挑戦を支えたのは、「輝かしい経歴はないけれどバスケットが大好き。丸1日でもシュートを打ち続けたい」という人一倍強い情熱だ。

 川畑は高野中、日生学園二高(三重)では目立った実績はなく、大学進学は断念した。だが「バスケを続けたい」と、2年間の力仕事で300万円をためて新潟の専門学校へ。プロ入りを目指して昨年までにbjリーグの入団テストを3度受けたが、すべて失敗した。

 今夏、4度目の挑戦となった京都の入団テストでついに合格した。練習場まで自転車で片道1時間かけて通ったり、練習準備を率先して手伝うなど真剣な姿勢も評価され、契約にこぎつけた。青野和人ヘッドコーチは「誠実でひたむきな姿勢はまさにプロ。シュート力も高い」という。

 身長172センチのひときわ小柄な体で外国人選手には振り回されるが、歯を食いしばって食らいつく。「元NBAのラウーフや洛南高出身で同じ24歳の村上選手などすごい選手ばかり。毎日が勉強」と謙虚さを失わない。

 背番号は22。選手として初の公式戦は1月2、3日の沖縄戦、ホームでの初舞台は同15、16日、向日市民体育館での滋賀戦となる。「bjで活躍し、支えてくれた人に恩返ししたい」と期待に胸を膨らませる。

【2010年12月30日掲載】