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センバツ 親子2代かけ夢舞台に

立命館宇治高の古川選手と母
 スタンドから古川選手を見守る母の清美さん(左)と父の祐志さん(甲子園球場)

 21日に開幕した第82回選抜高校野球大会の開会式で、立命館宇治高ナインを感慨深げに見つめる女性の姿があった。打線の主軸を担う古川昂樹(こうき)選手(16)の母、清美さん(46)=奈良県上牧町。同高の卯瀧逸夫監督(60)がかつて率いた北嵯峨高野球部のマネジャーだった。同じ恩師の下でたどり着いた夢舞台。清美さんは「親子で卯瀧先生に指導していただき、息子が甲子園の土を踏んでいるのが信じられない」と目頭を押さえた。

 清美さんは青年監督だった卯瀧監督が指導する野球部のマネジャーになり甲子園を目指したが、かなわなかった。「昔は熱血指導、今は落ち着いた印象」と振り返る。

 昂樹選手は、母から卯瀧監督の指導法を聞き、引きつけられた。「戦略で対抗する自分の好きな野球」と進学を決意。1年夏からレギュラーになり、今大会でも4番に座る予定だ。

 清美さんは入場行進する息子の姿をスタンドで見守り「卯瀧先生と仲間を信頼して思い切りプレーしてほしい」と、エールを送った。

【2010年3月22日掲載】