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42年ぶり京都市に練習拠点

龍谷大平安硬式野球部
龍谷大平安高の硬式野球部が練習拠点となる新グラウンドの完成予想図

 全国最多の春夏通算66度の甲子園出場を誇る龍谷大平安高(京都市下京区)の硬式野球部が来春、42年ぶりに亀岡市から京都市に練習拠点を戻す。球場並みの中堅120メートル、両翼100メートルの新グラウンドを伏見区醍醐に整備する。黄金期の再来を望むOBやファンの期待が高まりそうだ。

 主に軟式野球部が練習していた城陽市内のグラウンドが2007年秋に閉鎖され、龍谷大平安高を運営する平安学園がグラウンドの新設を計画した。硬式野球部が08年に創部100年を迎えたのを機に寄付を募り、醍醐寺南隣の山林や空き地約2万5600平方メートルを買い取って準備を進めてきた。亀岡のグラウンドは軟式野球部などが引き継いで使う。

 新グラウンドは、主に硬式野球部が使用する。内野部分は黒土で、外野には高校では珍しい人工芝を敷く。ナイター照明を計6基設置するほか、内野練習のできるサブグラウンドも隣に整備する。総工費は約9億円。

 硬式野球部は1970年に下京区の学校内のグラウンドから亀岡に移って以来の「市内回帰」となる。同部OB会の山本康裕会長(69)=東山区=は「京都市内に野球部が帰ってくるのは喜ばしい。平安のオールドファンも身近に感じてくれるはず」と歓迎する。

 夏3度の全国制覇を誇る名門も半世紀以上、日本一から遠ざかっている。原田英彦監督(50)は「学校から近くなり、環境も素晴らしいので、練習に取り組む選手の気持ちも違ってくるはず。強くならなければ、という使命を感じる」と話す。

 新グラウンドの起工式は31日に行われる。

【2011年1月29日掲載】