京都新聞TOP > スポーツニュース > 津波被害の沿岸部でも高校野球
インデックス

津波被害の沿岸部でも高校野球

岩手、被災者も声援
高校野球の春季岩手県大会地区予選で、試合前に黙とうをささげる種市高のナインら=4日、岩手県野田村

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県で震災後初めての高校野球の公式戦となる春季岩手県大会地区予選は4日、津波被害を受けた沿岸北部の久慈地区でも始まった。

 久慈地区予選は野田村野球場で開幕。入場は無料とされ、第1試合の種市高―大野高の前には震災の犠牲者へ黙とうがささげられた。

 第2試合には北部で最も被害が深刻な野田村にある久慈工高が登場。避難所から被災者も観戦に訪れ声援を送る中、懸命にプレーし、久慈高に13―12でサヨナラ勝ちした。兼田智監督(46)は「(地元の人には)いつもお世話になっている。勇気づけたかった」と感謝。三上雄輔主将(17)は「あきらめずに最後までプレーした。勝ててよかった」と笑顔を見せた。

 陸前高田市の高校が出場する沿岸南地区予選は12日、宮古市の高校が出場する沿岸北地区予選は14日から始まる。(共同通信)

【2011年5月4日掲載】