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「きれいに年を重ねていきたい」 健康の追求 終わりなく

ピラティスに励む 上林枝見子さん(59)=右京区
ピラティスの教室でポーズを取る上林さん(京都市上京区)

 「おへそへこめて、あご引いてー。ゆっくり息を吸いましょう」。先生の指示に従い、マットの上で動作を取る。深層筋を鍛え、身体のゆがみを矯正する「ピラティス」の教室に通い始めて半年が過ぎた。じんわりと出る汗が心地いい。「体がポカポカして浄化される感じになるんです」と爽快な表情で話す。

 三十代、産後のシェイプアップでダンスに挑戦した。四十代では、エアロビクスに水中エアロビクス。いろいろ試したが長続きしなかった。七年前、夢だった生花関係の店を持ち、仕事が忙しくなった。太って好きな洋服を着られない。更年期でバランスも崩れた。出会ったのがピラティス。二週間に一回のペースだが「ウエストが大台を切りました」と笑う。

 中京区で生まれた。高校卒業後、家業を手伝うかたわら、お花にお茶に料理と一通りの花嫁修業をこなした。「適齢期で周囲がうるさくなる」二十五歳の時、初めてのお見合いで結婚。二人の子を育てた。そんな半生を振り返り「団塊世代の女性は(やりたいことを)抑えられてきた世代。もっと冒険できてたかな」

 五十歳を過ぎて起業。年を重ねるごとに分かってきたことも数多い。「若くいられる理由は姿勢じゃないかな。自分の体も花と一緒。愛情をかけてやらないとね。きれいに年を重ねていきたいから」。美と健康の追求に終わりはない。

【2007年7月20日掲載】