京都新聞TOP > 政治・社会アーカイブ > 団塊の女性たち
インデックス

「人との巡り会いが楽しみ」 積極的に他団体と交流

山科区フラワーロードサポーター 綾本文子さん(58)=山科区
お年寄りから若い人まで、花を育てる活動を通じていろいろな人と出会えるのが楽しい、と話す綾本さん(京都市山科区)

 「いろんな人に巡り会えるのが楽しくて、活動にのめり込んでます」。京都市の山科区フラワーロード推進事業の区民サポーターとして活動する綾本文子さん(五八)は、行動力と明るい笑顔がトレードマークだ。サポーターになって一年。緑化イベントで積極的に他団体と交流し、暑さ寒さに負けず花の世話や苗の植え替えに汗を流す。「花も子育ても一緒で、手をかけた分だけきれいに咲くみたいです」

 生まれ育ちは左京区。ミニスカートに白いブーツでブルーコメッツを追いかけた青春時代を経て、高校卒業後は部品メーカーに就職した。炊飯器の細かな部品を作る内職の取りまとめをまかされた。同じ団塊の世代が一人暮らしを始める時期で、電化製品の需要は多かった。「一日で部品が何万個と集まってきた」と振り返る。

 二十六歳で結婚し、伏見区に移住。子ども二人をもうけ、山科区に移り住んだ。

 「私と同じ年代でも、子どもが中学生になったくらいから、働きに出る人が増えた気がする」。 二人の子どもも巣立ち、現在は山科区内で事務職として働く。

 生きがいを聞くと、日々の生活を大事にすること、と答えが返ってきた。「普通なのがいいんちゃう、と思えるようになってきたんです」と笑顔で語った。

【2007年10月12日掲載】