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「何でもやってみること」 子らへ資源の大切さ訴え

主婦の立場から環境問題に取り組む 細木京子さん(61)=中京区
「これを両手にはめてやるんです。一生懸命だからすごく汗をかくんですよ」と、環境人形劇のキャラクターを紹介する細木さん(京都市北区)

 事務局責任者を務める日本環境保護国際交流会(JEE)の事務所(京都市北区)の庭で、土に埋もれたプラスチックを指さした。「『土に分解する』と書いてあったんで、ほんまなんかなあ、と思って。知識がないからおばさん流のやり方で確かめるんです」。長年、実験を続けているが、まだ土に戻らないのだという。

 環境問題に関心を持ったのは、二十年以上前だった。自宅のキッチンにたまるレジ袋が資源の無駄遣いにしか見えなかった。「何か世の中がおかしい」。生活協同組合の委員になり、レジ袋をなくす運動を始めた。レジ台の横で「レジ袋はもらわないで」と買い物客に呼び掛けたこともある。

 この活動を契機に、京都大名誉教授で京エコロジーセンター(伏見区)館長の高月紘さんと知り合い、JEEでも中心的な役割を果たすようになった。五年ほど前には「子どもたちに環境教育のしつけをしたい」と、人形劇団「エコネコ座」を結成。市内の幼稚園や学校を訪れ、資源の大切さなどを訴えている。

 人前での活動や講演をこなしているが、子どものころは恥ずかしがりやだったという。小学校は一学年五クラス、中学校は十四クラスもあり、個性を出すのが大変だった。でも今は「友達が多く、いろんな場面で本当に助けてもらえる」

 とにかく行動。そして現場が大好きだ。「何でもおかしいと思って、やってみること」。子どものような無邪気な笑顔がはじけた。

【2008年2月1日掲載】