京都新聞TOP > 政治・社会アーカイブ > 過疎に生きる「水源の里シンポ」
インデックス

かまどご飯炊き 

高島の限界集落・泰山寺地区に29日複合施設オープン 
活性化「味わって」
ご飯炊きが体験できる「愛農かまど」(高島市・泰山寺ソラノネ紀伊國屋かまど棟)

 第二次大戦後に農地として開墾され、住民の半数が六十五歳以上の限界集落となっている高島市安曇川町田中の泰山寺(たいさんじ)地区にかまどご飯炊き体験やカフェ、ブルーベリー農園を併設した複合施設が二十九日オープンする。滋賀県の経済振興特別区域制度を利用し、観光ソフト面で支援する高島市は「地域活性化につながれば」と期待している。

食、エネルギー、コミュニケーション 考え 活用の場に

 同地区は標高二二〇メートルで、台地に百二十三ヘクタールの畑が広がり、専業農家二十戸がダイコンを中心に畑作などをしている。施設名は「泰山寺ソラノネ紀伊國屋」。大津市伊香立でレストランなどを経営するブルーベリーフィールズ紀伊國屋(岩田康子代表)が手掛けた。
 野外のかまど棟で自炊したご飯を近くのカフェで地元の食材で作ったおかずと共に味わう。かまどは、戦後の燃料不足のときに考案された「愛農かまど」と呼ばれる省エネタイプで、間伐材などを使う。利用料は大人千五百円、子ども千円。
 スタッフの松山剛士さん(32)は「食、エネルギーを考え、コミュニケーションの場に利用してもらえれば。子どもたちの体験学習にも活用してほしい」と話す。予約制。問い合わせはソラノネTEL0740(32)3750。

【2008年4月27日掲載】