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特産フキ 出荷ピーク

綾部「水源の里」
市志特産のフキを収穫する阪田さん(綾部市五泉町)

 綾部市が「水源の里」として活性化を図っている五泉町市志(いちし)で特産のフキの収穫がピークを迎え、地元住民が、伸びたフキを手で摘み取る作業に追われている。
 市志は十四世帯二十一人が暮らし、全員が六十五歳以上の「限界集落」とされる。地域を元気にとフキの栽培に集落全体で取り組んでおり、六日から始まった収穫は今が最盛期。緑一色のフキ畑で住民が葉をちぎり、三十センチほどの茎を出荷用に束ねている。
 JA京都にのくにによると、フキは一束(二百グラム)百二十円ほどで取引され、市志からは一日三百−四百キロが出荷されるという。
 綾部市は昨年四月、市東部の五つの限界集落の振興を目指す「水源の里条例」を施行。対象集落の市志ではフキノトウやフキの収穫体験ツアー、集落外の希望者に育ててもらうフキ園の設定など、特産品を生かした地域振興に取り組んでいる。 市志自治会長の阪田享一郎さん(76)は「今年のフキの出来は、まずまず。フキが都市住民との交流のきっかけにもなり、住民の元気につながっています」と話す。

【2008年5月25日掲載】