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村おこし ヒント探ろう

綾部・限界集落の代表 人口増成功例 舞鶴の地区訪問
マイクを手にした舞鶴市西方寺平の住民から、人口増を図るためのポイントなどを熱心に聞く綾部市からの訪問者ら(舞鶴市西方寺平)

 綾部市内のいわゆる限界集落の人たちが十八日、舞鶴市山間部の西方寺平を訪れ、地域のリーダーや新たに定住した若者らから「村おこし」のヒントを学んだ。

 訪れたのは、過半数が六十五歳以上の三十八集落が四月に発足させた「水源の里集落合同会議」のメンバー。今回は十五集落の代表三十二人が参加した。

 西方寺平地区は十一世帯三十三人で、高齢化率45%。近年は万願寺とうがらしを餌にした鶏に産ませた鶏卵の売り出しなどもあってUターン、新規定住者が生まれ、十歳未満の子どもも四人いる。

 冒頭、農業委員の泉清毅さん(67)が定住者向け住居確保の難しさなど課題も指摘し、「理想を高く掲げ過ぎず、地域の最低限の機能を守るための対策を一人一人が考えてほしい」と呼び掛け、京都市内から移住した農業布施直樹さん(34)は「農業をしたい若者に百点を求めず、育てる気持ちで接すれば定住につながると思う」と呼び掛けた。

 これに対し、綾部市老富町の西田昌一さん(67)は「地元で受け入れ体制を整えていきたい」と話していた。

【2008年6月19日掲載】