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復活耕作地の新米発売

綾部・上林の移住グループ  低・無農薬で育成 袋もデザイン
「きらり上林米」や「かんばやしのお米」を紹介する若杉さん(綾部市睦寄町)

 綾部市上林地区の移住者らのグループ「きらり上林」がこのほど、同市睦寄町の耕作放棄地を復活して作った「きらり上林米」の発売を始めた。グループのメンバーは、自然豊かな地で育った環境に優しい米を通し、上林の魅力を発信したいと意気込んでいる。
 上林地区は市東部にあり、地区全体で六十五歳以上の高齢者が半数を超える。過疎高齢化が著しく、市が「水源の里」として条例を定めて活性化を図る限界集落も点在する。
 きらり上林は、大阪などからの移住者ら七人でつくり、地元を活性化させようと、料理教室や交流イベントなどを実施している。
 きらり上林米は、メンバーが地元の若手農家と一緒に、睦寄町の旧奥上林小近くに広がる耕作放棄地二ヘクタールを耕して「コシヒカリ」や「ハツシモ」を低農薬か農薬を使わず今年初めて育て現在、収穫中。米袋もメンバーが川や森をデザインして作った。
 他の地元農家が育てた環境に優しい米も「かんばやしのお米」として売り出す計画で、グループの若杉典加(のりか)代表(41)は「おいしいお米を食べてもらって、水や空気が美しい、ホタルやアユがいる、大好きな上林を多くの人に知ってほしい」と話している。
 きらり上林米は低農薬コシヒカリの精白米が一キロ=五百五十円、無農薬が一キロ=七百円など(消費税、送料は別)。

【2008年10月21日掲載】