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宅配野菜がつなぐ縁

消費者と農家が初交流
過疎化が進む集落の実情や農業公園について説明を受ける「ふるさと野菜おすそ分け」の購入者たち(京丹波町長瀬・アグリパークわち)
 宅配便を使う野菜の販売で過疎地の生産者と都市部の消費者をつなぐ取り組み「ふるさと野菜のおすそ分け」の利用者たちが9日、京丹波町の生産現場で初の交流会を行った。京都市内の購入者たち35人が同町の西河内地区と長瀬地区を訪れ集落を見学。旬の野菜を味わいながら、地元農家と語り合った。
 「おすそ分け」は、府南丹広域振興局と亀岡市の園芸会社が仲介して6月にスタートした。両地区の農家計16人が月に1、2度、京都市や大阪府などへ野菜を出荷している。
 交流会には購入者や利用希望者と地元農家が参加。西河内地区に続いて長瀬地区に入り、農林業体験公園「アグリパークわち」を見学した後、地元野菜を使った鍋を囲んだ。
 購入者の浅井芳野さん(59)=京都市中京区=は「送ってもらった大きなズッキーニを、全部食べきれたと話したくて参加した。直接触れ合えるのがいい」と笑顔。長瀬地区世話人の山口郁夫さんは「集落のいいところを感じてもらい、利用者増や活性化につながれば」と期待していた。

【2008年11月11日掲載】