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「水源の里」の体験スタート

第1号は埼玉の家族
西田さん(右)の案内で「水源の里」を見学する村井さん一家=綾部市老富町

 過疎高齢化が著しい綾部市の「水源の里」で暮らす「体験村民」の取り組みが三十日、綾部市老富町大唐内(おがらち)で始まった。体験村民第一号となった埼玉県の家族三人は大唐内地区の住民の家で生活し、特産品作りや除雪などを手伝い、地区住民と交流する予定。
 綾部市が国の「地方の元気再生事業」の支援を受け「限界集落」とされる水源の里への定住促進につなげようと希望者を募集して実施している。
 体験村民第一号は埼玉県新座市の村井三夫さん(65)と妻の真理さん(55)、長男の悠吾さん(25)。同県の農家で野菜作りを学んでいる悠吾さんが「有機農業を始めたい」と応募し、十六世帯二十五人が暮らす高齢化率約80%の大唐内地区の西田昌一さん(67)宅に二泊三日で生活することになった。
 西田さんは「自然に恵まれ、ゆったりした生き方ができる」などと集落について説明。三人は農業などについて質問し、雪の残る集落を見て回った。二日目以降、集落特産のとちもち作りや除雪などを体験し、空き家を見学する予定。
 綾部市は二月二十五日まで体験村民を募集中。一泊から六泊まで選べて料金は一人五千円。問い合わせは市水源の里振興課TEL0773(54)0095。

【2009年1月31日掲載】