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水源の里 優しく描く

永田萠さんがイラスト 絵本「水の旅はるか」原画展
水源の里の自然の魅力などを描いた作品が並ぶ会場(綾部市青野町)

 絵本作家の永田萠さん(京都市中京区)がイラストを担当した絵本「水の旅はるか」の原画展が10日、綾部市青野町のグンゼ博物苑・集蔵(つどいぐら)で始まった。絵本は過疎高齢化が著しく限界集落ともされる「水源の里」の大切さを伝えている。優しいタッチで自然を描いた絵画43点が来場者の目を楽しませている。

 絵本は綾部市の水源の里5集落でつくる水源の里連絡協議会(酒井聖義会長)が作った。32ページでイラストを永田さん、文を童話作家の葉山祥鼎さんが担当。水源の里に生まれた童子が海まで旅をする中で、流域の自然や人々の暮らしが水に支えられていることを知るストーリー。

 展覧会の会場では、原画20点に物語の説明文も添えられ、絵本の内容を原画で味わうことができる。また「花と妖精」をテーマに、水や緑、花などの自然の中に子供を描いた作品23点も並ぶ。訪れた藤山昌志さん(67)=綾部市青野町=は「透き通るような絵に心が洗われる」と話した。15日まで。無料。

 12日午後1時半からは、綾部市里町の市中央公民館で永田さんが絵本制作に寄せる思いを語る講演会もある。無料。

【2009年11月11日掲載】