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大岩の滝整備 水環境PR

綾部 上林川を美しくする会 水づくり知事賞を受賞

 綾部市東部を流れる上林川の美化に取り組む「上林川を美しくする会」が同川支流の草壁川に注ぐ「大岩の滝」周辺の整備を進めている。同会は京都府の昨年度「京都水宣言記念・京都水づくり賞」の知事賞をこのほど受賞しており、滝の整備も綾部が誇る水環境を広くPRする一環という。

看板やベンチ設置

大岩の滝周辺の雑木を伐採し、案内看板を設置した上林川を美しくする会の熊内会長(綾部市睦寄町)

 大岩の滝は、福井県小浜市につながる幹線道路(府道)から、水源の里で知られる古屋地区(睦寄町)に向かう府道近くの山中にあり、約60メートルの高さから水が流れ落ちている。

 整備には、府の「地域力再生プロジェクト支援事業」を利用し、これまでに滝周辺の雑木を伐採したほか、府道沿いに案内看板を設置した。府道からそれた滝が見られる空き地にはベンチ2台と、滝を紹介する看板を設けた。さらに、府道と幹線道路の交差点にも滝の案内看板を立てる予定。

 同会は、上林川流域の3地区の自治会連合会と山家地区の自治会などで9年前に結成した。水質、景観など4部会を設け、地元小中学生との水生生物の調査や、ボランティアを招いての葦(よし)刈りなどを行っている。

 受賞した京都水づくり賞は、7年前に開催された第3回世界水フォーラムの京都水宣言を踏まえ、良好な水環境を目指す意識をはぐくむため府が設けた。同会は、地元小中学生や流域外の市民とも協力して活動している点が評価された。

 同会の熊内輝夫会長(67)は「受賞は多くの市民の協力、理解のおかげ。住民が一丸となって整備した滝も、たくさんの人に見てほしい」と話している。

【2010年4月14日掲載】