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育てた米で酒開発

農家や醸造会社と協力 亀岡・京都学園大生
京都学園大の学生が、地元の醸造会社や農家とつくった純米酒「大槻並」

 京都学園大(亀岡市曽我部町)の学生らが、同市西別院町の大槻並(おおつくなみ)地区で育てた酒米で開発した純米酒「大槻並」が完成した。地元の農家や醸造会社の協力を得て、すっきりとした飲み口に仕上がっている。

 同大学のブランド商品開発と、限界集落である大槻並地区の里山振興を目的にした産学官の共同研究の一環。発酵学に取り組むバイオ環境学部の学生約90人が昨春から、大槻並などの田んぼ約10アールで農家の指導を受けながら、酒米「山田錦」の田植えから収穫までを体験した。

 昨秋に収穫した酒米は丹山酒造(横町)に持ち込まれ、職人がじっくりと醸造を進めてきた。学生たちも洗米や蒸し米などの作業を手伝い、実際の醸造過程を通して大学で学んだ知識を生かした。瓶のラベルのデザインも手掛けた。

 出来上がった「大槻並」は、「やや辛口で、後口がきれい。度数は高いが、後に残らず飲みやすい」(同社)。720ミリリットル入りで1575円。約700本製造し、丹山酒造のほか京都市内でも販売している。問い合わせは丹山酒造TEL0771(22)0066。

【2011年3月9日掲載】