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いも餅 ブルーベリースムージー…

みらい・つくり隊 地元食材で開発
試食会で、いも餅を地元住民と焼く田中さん(右)=米原市・甲津原交流センター

 米原市の過疎集落を活性化しようと、同市奥伊吹地域に移住した「水源の里まいばら みらい・つくり隊」のメンバーが、地元食材をふんだんに使った食品の開発や、特産品の販路拡大に取り組んでいる。「伊吹山の恵みを受け、育まれた食材の素晴らしさを知ってほしい」と意気込んでいる。

 つくり隊は、市から委嘱を受け、今年4月に発足。東京都や京都市などから5人が移り住んだ。

 隊員の田仲訓さん(40)は、23日に同市甲津原の行徳寺で開かれる里おこしイベント「伊吹の天窓」に合わせ、住民とともに、とれたてのジャガイモをつぶして作った「いも餅」や、「ブルーベリースムージー」を開発した。一方、イベントを企画した隊員の舟橋麻里さん(33)も、甲津原産の米そのものうまさを味わえるシンプルな塩むすびを試作。

 これらの料理は、住民から「今までにない食感がある」「自然な甘さがあり、おいしい」と好評だったという。隊員たちは、漬物を乗せた「漬物寿司」などすでに地域の特産品となっているメニューも含め、今後のイベントで販売する際の量や食べ方について、意欲的に検討を重ねている。

 新メニュー開発のほか、レシピ付きの新鮮野菜の宅配にも取り組みたいという舟橋さんは「奥伊吹の人の温かさや、自然の豊かさをメニューに込めて発信していきたい」と夢を語る。

【2011年7月22日掲載】