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大又地区 豊かな自然PR

清流沿いでフキ栽培 「館」建設・桜苗木植樹 活性化へ取り組み
「水源の館」の前で談笑する大又の住民ら(綾部市於与岐町)

 綾部市の新しい「水源の里」として名乗りを上げた於与岐(およぎ)町大又(おおまた)の住民たちが、憩いの場「水源の館」やフキ畑をつくるなど、集落活性化に向けて取り組みを進めている。

 市は一昨年から過疎化が激しい市東部の五つの集落を水源の里として支援。高齢化率が50%を超える他の集落に対しても、再生を目指す水源の里事業への参加を呼び掛け、大又など七集落が新たに加わることになった。

 大又は十六世帯、二十七人が暮らす高齢化率約70%の市北東部の集落。綾部と舞鶴市の境にある弥仙山(みせんさん)のふもとに位置する。

 住民らは先進の五集落などを視察して活性化計画を練り、昨秋から地区内の清流沿いの畑三アールでフキ栽培をスタートさせた。昨年十二月には集会や山菜の出荷に利用する木造平屋の水源の館(九平方メートル)を畑の近くに建設。館の前に桜の苗木五本も植えた。

 自治会長の野瀬井石夫さん(70)は「栽培中のフキや山で採れる山菜の販売を通じて自然豊かな集落をPRしたい」と意気込む。

【2009年3月12日掲載】