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余呉・水源の里シンポ 

高齢化の課題、パネル討論
「水源の里」の持つ豊かさなどについて議論が交わされたシンポジウム(余呉町・余呉はごろもホール)

 集落の半数以上が六十五歳以上になる「限界集落」の活性化を模索する「余呉・水源の里シンポジウム」が十四日、同町中之郷の余呉はごろもホールであった。

 町と町社協の共催。町内四カ所の限界集落を水源の里として、県内で最も高齢化率が高い同町が今何をすべきかを考えた。

 華頂短期大学の名賀亨准教授が、地域で宿泊しながら作業に取り組み、課題を解決する「ワークキャンプ」を活性化の手段の一つとして紹介。南丹市美山地区での実践例を挙げて講演した。

 パネル討論では、二矢秀雄町長が「年を取ると除雪ができないなどの問題を解決し、安心して住んでもらえる町にしていくことが課題」と述べた。名賀准教授は「都会にはないものに触れたとき、見たときの心地よさの中に人間の生きる力の原点があるのでは」と指摘した。食物など町の「ええもん」を披露するツアーが好評なことも紹介された。

【2009年3月15日掲載】