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水源の里基金や 林業復活を提案

あす東京で連絡協設立総会
 過疎高齢化で存続が心配される限界集落を持つ市町村などが集い三十日、東京で開かれる「全国水源の里連絡協議会」設立総会で、民間企業などから寄付を募る基金や集落再生に向けてアドバイスする人材バンクの創設、林業の復活などについての方針が提案される予定。協議の上、実施施策については国など関係機関にも働きかけていく。

限界集落再生 国に働きかけ

 限界集落は、高齢化率が50%を超え社会的共同生活が困難になっている集落。綾部市は市東部の五つの限界集落を「水源の里」として条例を設け、活性化を図っている。
 同連絡協議会の設立は、綾部市で十月に開かれた「全国水源の里シンポジウム」がきっかけ。四方八洲男綾部市長ら二十七人の首長が発起人となり、全国の関係市町村に設立を呼び掛けたところ、これまでに百四十六の自治体から加盟の回答が同市に寄せられた。
 設立総会は、東京都千代田区の都道府県会館で開かれ、国への政策提案の中で、森林の保全などにあてる資金を民間企業や都市住民から募る水源の里基金の創設▽集落活性化への知恵を生かすアドバイザーを集めた人材バンクの設立▽集落を取り巻く林業の復活や、水源の里の振興に充てる税の導入−など協議する。
 四方市長は「集落に住む人たちの議論と選択を尊重しながら、国と市町村とが一緒になり、水源の里の再生に取り組みたい」と協議会の初会合に期待をかける。

【2007年11月29日掲載】