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フキ+昆布=人気新商品

綾部の水源の里 風味生かしシンプルに
水源の里で採れるフキを使った「山ぶき昆布」づくりに励む渡☆さん(綾部市睦寄町)
 過疎高齢化が著しい綾部市東部の限界集落で採れたフキを使った「あやべ水源の里 山ぶき昆布」が、同じ地域にある、あやべ温泉で人気を呼んでいる。「水源の里」として再生に向け動きだした集落の活気につながり、収入の面でも期待される。
 限界集落とされる綾部市の水源の里は、同市東部の高齢化率が60%を超える老富(おいとみ)町市茅野(いちがや)、大唐内(おがらち)、栃と、五泉(いいずみ)町市志(いちし)、睦寄町古屋(こや)の五集落。綾部市では全国に先駆けて水源の里条例を四月に施行し、新規定住支援や特産品開発など集落の再生を目指している。
 山ぶき昆布は、睦寄町のあやべ温泉を経営する第三セクター・緑土(りょくど)が、水源の里の特産品にと開発。老富町の大唐内など三集落の住民が採った自生のフキに、肉厚の昆布を加え、しょうゆなどで煮詰めた。
 煮炊きに使う水は古屋に住む製造責任者の渡☆秀一さん(56)が自宅近くの水源からくんでくる。渡☆さんは「フキの風味を生かしたシンプルな味です。地域産業の発展につながればうれしい」と話す。
 昨年十月に発売し、価格は発売記念として四百二十円(税込み)。大阪府、兵庫県の阪急百貨店でも五百二十五円(同)で販売している。問い合わせはあやべ温泉TEL0773(55)0262。

※☆は「邉」の字のしんにょうの点が1つの字です。

【2008年1月4日掲載】