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フキ園守り育てます

限界集落 活性化へ フキオーナー、抽選で10組決まる
小雨が降る中、フキ園で雪の下に埋まったフキノトウを摘み採る人たち(綾部市五泉町)
 過疎高齢化が著しい限界集落とされ、綾部市が「水源の里」として活性化を図っている同市五泉(いいずみ)町市志(いちし)で一日、集落に開設した「市志いきいきフキ園」のオーナー希望者を対象に現地見学会があった。都市住民らが雪深い山里を訪問。現地での抽選で決まったオーナーは「頑張って育てたい」と栽培に意欲をみせた。
 フキ園は、高齢化で管理できなくなった市志特産のフキの畑(十区画、五百平方メートル)を有料で守り育ててもらおうと、市志など五つの集落の住民でつくる水源の里連絡協議会が開設。京都、亀岡、大津市などから二十一組三十七人が見学会に参加した。
 参加者は約一メートルの雪に埋まったフキ園を見学。地表から顔を出したフキノトウを確認した後、公民館で住民から肥料や除草など栽培ポイントの指導を受けた。選ばれた十組のオーナーは雪解けを待ち、フキノトウの収穫などを行う。
 オーナーの広瀬貞夫さん(70)=京都市中京区=は「集落は故郷に似ていて懐かしく感じた。ドライブがてら夫婦で通って育てたフキを食べるのが楽しみ」と話した。
【2008年3月2日掲載】