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空き民家 福祉施設に

過疎・高齢化を逆手 余呉町整備 生活感が魅力
空き民家を活用したデイサービスセンター。広い間口に改築しており、将来は物産販売や観光案内もしたいという(滋賀県余呉町、JR余呉駅前)

 過疎と高齢化が進む滋賀県余呉町で、増え続ける空き民家を活用した高齢者福祉施設群の整備が進んでいる。「限界集落」が問題化する中、過疎地ならではの取り組みとして注目されている。
 施設群の一つ、「デイサービスセンター駅前」はJR余呉駅前の空き民家を改築して昨秋開設した。生活感のある台所や茶の間、庭先で、お年寄りが手芸や野菜作りにいそしむ。筑田雪枝管理者は「施設らしさがないので、利用者のなじみ方が違う」と、空き民家の効果を話す。
 駅に面した側は壁だったが、改築して広い間口の入り口とした。駅前には商店などがないため、将来は特産品販売や観光案内も手掛けたいという。町健康福祉課は「認知症のお年寄りの社会参加を促し、新たなコミュニティーの拠点にしたい」と地域活性化の役割も期待している。

【2008年5月27日掲載】