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「限界集落」滋賀県内に44ヵ所 過半数が65歳以上

県と13市町調査 「準限界」は99
滋賀県内自治体の高齢化集落数

 六十五歳以上の高齢者が過半数を占める集落が、滋賀県内で八市町に四十四あることが、県中山間地域過疎高齢化集落問題研究会の初めての調査で分かった。存続が危ぶまれる「限界集落」が全国で問題になる中、研究会ではこれらの集落の活性化に向け、詳細な調査を行う。

 調査によると、高齢集落が多かった自治体は多賀町(十六)、高島市(十)、大津市(五)、余呉町(四)など。五十五歳以上が過半数を占め、「準限界集落」ともいわれる地区は、十二市町で九十九あった。

 研究会に参加している十三市町全体の中山間地域の集落数は五百十一。そのうち、一九七〇年と比べて人口が減ったのは三百四十一集落に上った。

 50%以上減ったところが六十三集落、80%以上の減少も二十二集落あった。人口減少集落ほど高齢化率は高くなった。  研究会では今後、高齢化率の高い集落など約百地区を対象に二次調査を行い、就労や通勤通学、生計などを調べる。  県自治振興課は「今回は統計数字だけでカウントしたもの。集落が実際にどのような状況にあるのか、今後の調査で明らかにしていきたい」と話している。

 研究会は県と十三市町で構成。調査は、各市町が住民基本台帳(今年三月末現在)を基に、人口の増減や高齢化率を調べた。

【2008年7月30日掲載】