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都市・農村住民 草刈りで一体

水源の里トチ守れ 綾部
トチノキの周囲の草を刈る地元住民やボランティアら(綾部市老富町)

 過疎高齢化が著しい綾部市東部の「水源の里」で二十三日、地域の特産品を生むトチノキを守るボランティア作業が始まった。支援に訪れた都市住民も草刈りに汗を流した。

 綾部市では市内の五つの限界集落を「水源の里」として活性化を目指す条例を昨年四月に施行。トチモチを製造販売するなど集落振興に取り組む。

 作業は集落住民でつくる「水源の里連絡協議会」が都市との交流を目的に実施。この日は老富(おいとみ)町市茅野(いちがや)で今年植えたトチ(十三本)の周囲の草刈りがあり、京都市や大阪府などから集った府の「ふるさとボランティア」と地元住民ら計約五十人が集まった。

 参加者は順調に育つトチを傷つけないよう草刈り機で周囲の草を刈り取った。京都大大学院一年の中尾忠頼さん(23)=大阪府和泉市=は「限界集落の現状を知りたいと参加した。作業が特産品づくりの手助けになればうれしい」と話した。

 二十四日は睦寄(むつより)町古屋(こや)でシカ害を防ぐネットを巨木の周囲に張る。

【2008年8月24日掲載】