京都新聞TOP > 政治・社会アーカイブ > 過疎に生きる「水源の里シンポ」
インデックス

祭りに100人「里帰り」

高齢化進む京丹波・大簾地区
手作りのたるみこしを担ぎ、気勢を上げる住民たち(京丹波町大簾)

 京丹波町のいわゆる「限界集落」のひとつ大簾地区で十九日、同区の熊野皇神社の創建千百五十年祭が行われた。地区外へ転出した住民たちも招き、厳かな神事の後、久しぶりの再会を楽しんだ。

和知太鼓演奏、たるみこし練る 昔話に花咲かす

 京都市などに住む地元出身の約九十世帯に招待状を送り、約百人が参加した。祭礼に続いて、小さなたるみこしが練り、和知太鼓を演奏。地元の歴史を寸劇で紹介する懇親会も行われた。
 六十年ぶりに集落を訪れた大西きみ子さん(82)=同町質美=は「懐かしくて、呼んでいただいて本当にうれしい」。あちこちで昔話に花が咲いた。
 同区は旧和知町の山間部に位置し、現在は約二十五世帯、四十人ほどが暮らす小集落。高齢化率は50%を超す。地区内で京都縦貫自動車道の建設も決まっており、住民生活に大きな変化が予想される。片山茂史区長は「祭りを機に地元の様子を知ってもらい、外からも助けてもらえれば」と話した。

【2008年10月20日掲載】