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限界集落再生へ熱く議論

福島で全国水源の里シンポ
 過疎高齢化が著しい限界集落について考える「全国水源の里シンポジウムin喜多方」(実行委主催)が28日、福島県喜多方市で開かれた。関係自治体が国に行う過疎対策提言の中間案報告や、米原市長らによる討論会などがあり、集落再生への取り組みを話し合った。
 シンポは、限界集落を「水源の里」として活性化を図る綾部市での開催に続き2回目。綾部市の限界集落の住民約20人など計約750人が参加した。
 限界集落を結ぶ160市町村加盟の「全国水源の里連絡協議会」(会長・四方八洲男綾部市長)がまとめた過疎対策の中間案が報告された。過疎地域の環境保全などに対し企業参加を促す制度の導入▽企業誘致や農林水産業の支援などで雇用創設▽都市住民を受け入れる高齢者向けのケアハウスの設置や山村留学の交流活発化−などが盛り込まれている。来年度早々にも国に提言する方針。
 米原市の平尾道雄市長らが限界集落の活性化を目指す「水源の里条例」の制定に向けた取り組みを報告。また小田切徳美・明治大教授の基調講演の後、喜多方市の市長、限界集落の住民ら4人も加わって討論会があり、集落の現状や政策について意見が交わされた。
 最後に、国に対し水源の里再生交付金制度の創設などを求める大会アピールを採択した。次回シンポは来年秋、島根県大田市を中心とした近隣市町で開催する予定。

【2008年10月29日掲載】