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文太さん訪れ応援

素晴らしい自然、住民いい顔
地元住民から集落の現状について説明を受ける菅原文太さん(中央)=綾部市五泉町市志
 俳優の菅原文太さんが19日、綾部市を訪れ、過疎高齢化が激しく限界集落とされる市内の「水源の里」5集落を見て回った。この後、全国水源の里連絡協議会長の四方八洲男市長と対談。文太さんは「限界集落の名はふさわしくない。素晴らしい自然が残り、いい顔をした住民がいる」と感想を語った。
 文太さんは、環境学習などを進める「水源地の水の一滴塾」の塾頭として活動している。同連絡協の事務局を持つ綾部市の取り組みとも共通することから同市が意見交換を呼び掛け、現地視察が実現した。
 文太さんは妻の文子さんとともに、再生に向けて特産品開発や住宅建設が進む市内東部の5集落を視察した。このうち五泉(いいずみ)町市志(いちし)では住民8人が出迎え、集落の現状を説明。文太さんは雪が残る山あいの民家や清流を眺めながら集落の歴史などを質問し、住民から特産のフキノトウを贈られると「ありがとう」と笑顔を見せた。住民の側も「文太さんの訪問で元気をもらった」と喜んでいた。
 四方市長との対談は市役所で行われ、文太さんは「地元の歴史や文化への意識は高く、住民に品格を感じた。懸命に頑張っている住民を国などがもっと支援すべき」と述べ、市長は「チャンスを逃さないようスピードをもって再生に取り組んでいる」と応じていた。
【2009年2月20日掲載】