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綾部「水源の里会議」

7集落 地域おこしへ 事業計画発表や意見交換
酒井さんの現地報告に耳を傾ける7集落の住民代表ら(綾部市鍛治屋町・里山交流研修センター)

 高齢化が激しい地域の活性化を目指す綾部市の「水源の里集落会議」が二十二日、同市鍛治屋町の里山交流研修センターで開かれた。新年度から活性化事業に取り組む七集落が集い、事業計画などを発表、関係者からアドバイスを受けた。

 特産品づくり/都市と交流/伝説生かす

 綾部市は全国に先駆けて一昨年四月、高齢化が著しい「限界集落」に目を向けた「水源の里条例」を施行、市東部五集落の活性化を図っている。高齢化率50%を超える他の三十三集落にも呼び掛け、七集落が名乗りを上げた。
 七集落は奥上林地区の草壁、中上林地区の市野瀬、瀬尾谷、馬場、東八田地区の大又、志賀郷地区の内久井、金河内(かねごち)。会議には集落の住民代表ら約三十人が参加した。
 四方八洲男市長が「農林業、農村の時代が来ている。今がチャンス」と地域を良くする住民の気概と行動を求め、水源の里連絡協議会長の酒井聖義さんは先行の五集落について「水源の守り人の気概をもって持続可能な事業に取り組んでいる」と報告。京都大大学院の秋津元輝准教授は講演で「集落単独では限界がある。集落を超えた人のつながりが大切。特に女性の力の活用を」と語った。
 この後、七集落が山芋や山菜などの特産品づくり、空き家や遊休農地などを活用した定住対策・都市との交流促進、文化財や伝説を生かした地域おこしなど活性化事業計画を発表。具体的な進め方などについて秋津准教授らと意見交換した。

【2009年2月23日掲載】