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美山・鶴ケ岡振興会 高齢者宅を週2回巡回

限界集落に声掛け定期便
高齢者宅を訪れ、買い物の代行もする「ふるさとサポート便」(南丹市美山町福居)

 地域の高齢者をきめ細かく見守ろうと、南丹市美山町の鶴ケ岡振興会が、軽ライトバンで老人宅を定期巡回する独自の活動をこのほど始めた。声掛けとともに、注文に応じて日用品や食品の買い物も代行する「ふるさとサポート便」で、限界集落の支えにしたいという。

 鶴ケ岡地区は同町北西部にあり、高齢化率は38・8%。同振興会などによると、地区の18集落中6集落は高齢化率が50%を超え、限界集落と呼ばれる。行政による福祉施策とは別に、地域の自治組織としても高齢者を見守っていこうと、昨年から準備を進めてきた。

 府の地域力再生プロジェクト支援事業の補助を受け、「高齢者宅等巡回車両」1台を購入、パートの運転手1人を確保した。

 訪問先は、独居や老夫婦で外出もままならない人を対象とし、約30人の名簿を作った。

 週2回定期運行し、希望者には、日用品や食品を販売する住民出資の有限会社「タナセン」の商品を配達することもある。地域の祭りや催しなどで高齢者宅におすそ分けできそうな品物があれば、届けることにしている。

 高齢者の生きがいにつながるイベントの開催なども検討しており、同振興会の草木太久實会長は「今後、サポート便を必要とする高齢者が増えることは目に見えている。振興会としても高齢者の生活支援をきめ細かく進めたい」と話している。

【2010年2月25日掲載】