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限界集落 活性化へ熱く

米原市 移住5人に「つくり隊」委嘱 伊吹の良さ伝えたい
米原市から委嘱を受けたみらいつくり隊員の(左から)早川鉄兵さん、舟橋麻里さん、田仲訓さん、久保田直子さん、松ア淳さん=米原市役所伊吹庁舎

 米原市の限界集落に移住して活性化に取り組む「水源の里まいばら みらいつくり隊」に選ばれた5人がこのほど、新天地で生活を始めた。市役所で行われた委嘱式で、それぞれが熱い意気込みを語った。

 京都市から甲津原に移住した舟橋麻里さん(33)は昨年、田植え体験イベントに参加した。「体が喜んでいる」と感じ、田舎暮らしに強く引かれて隊員に応募。「宿泊体験イベントを企画し、たくさんの人を伊吹に呼び込みたい」と話した。

 大阪市から来たカメラマン早川鉄兵さん(29)は曲谷に。米原市の企画した写真展のアシスタントを務めた際、地元の高齢者が生き生きとしている様子に感動した。「写真で地域の素晴らしさを伝えていきたい」と抱負を語った。

 田仲訓(さとる)さん(40)は甲賀に移住。「ホームページ作成の経験を生かし、自身で栽培した農産物の加工品や手作りせっけんを、ネット販売したい」と意欲的だ。

 市民グループ「雑穀の地産地消を考える会」の代表で大久保に住む久保田直子さん(47)は1年間、大津市から移住受け入れ地域に通い、雑穀栽培を実践してきた。「雑穀畑を貸し出す事業をしたい」と将来を見据える。

 松ア淳さん(35)は東京都から大久保に移り住んだ。勤務していた航空会社でインターネットを使った顧客開拓の企画に携わり、「ネットで地域おこしするのが長年の夢だった。イベント情報などを発信して、伊吹ファンを囲い込む」と力強く語った。

【2011年4月11日掲載】