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大本、80年ぶり欧州拠点 ローマ支部始動、イタリア人が支部長

大本ローマ支部が入るビルの前に立つニコラ・コラオさん(ローマ)
大本ローマ支部が入るビルの前に立つニコラ・コラオさん(ローマ)

 宗教法人大本(本部・京都府亀岡市)の約80年ぶりの欧州拠点となるローマ支部が今秋、本格的に活動を始めた。教祖出口王仁三郎の命で1925~33年の約8年間パリに設けた欧州本部以来となる。支部長は、大本信者のイタリア人男性ニコラ・コラオさん(31)。日本語堪能で武道家でもあるコラオさんは、大本の教えと芸術をイタリアで広めたいと意気込んでいる。

 コラオさんはカトリックの家庭に生まれ、幼い頃にカンフーを学んだ。10年ほど前、大本から派生した武道「和良久(わらく)」の創始者、前田比良聖(ひらまさ)さん(60)が開催した欧州セミナーに参加。武道の原点である「争いではない武道」に興味を持つようになった。前田さんは「熱心な若者という印象でした」と振り返る。

 コラオさんは、和良久をさらに学ぶため、2006年以降、何度も大本本部を訪れた。その中で大本の芸術や精神性に関心を持ち、前田さんの勧めもあって大本の信者となった。「自分で選んだことだからと、家族は反対しませんでした。祈るだけではなく、世界の問題に答えを探したい」と祈りと実践を追求するつもりだ。

 ローマ支部は、コラオさんの強い申し出に応じて、大本が設置した。バチカン美術館近くの市街地のビルにあるコラオさんの道場に布教施設を併設した。昨年10月24日、出口紅教主が出席して開所式を開催、今年9月には出口教主直筆の看板も設置され、集会を開くなど、支部として本格的な活動を始めた。コラオさんは、「私の最大のミッションは笑顔をみなさんに提供すること。将来的には大本に関係する美術館を作り、日本の文化をイタリアの人に見せたい」と意気込む。

【 2016年11月17日 11時55分 】

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