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 共同通信は加盟新聞社、ラジオ・テレビ契約社との合同投票に基づき、2006年の10大ニュースを選んだ。国際ニュースは北朝鮮の地下核実験実施がトップとなった。  北朝鮮核実験以外の国際ニュースでは、内戦状態に陥ったイラク情勢を背景にしたブッシュ政権の中間選挙敗北に注目が集まった。さらにイランの核開発、イスラエルのレバノン侵攻、原油高騰など、緊迫する中東情勢への懸念が並んだ。サッカーW杯でのジーコジャパンの一次リーグ敗退も国民をがっかりさせた。


 (1)北朝鮮が地下核実験

 7月のミサイル連続発射に続き、北朝鮮は10月9日に初の地下核実験を実施、米政府は放射性物質検出で確認。東アジア戦略情勢は大きく変化した。国連安全保障理事会は船舶貨物検査などの北朝鮮制裁決議を全会一致で採択。日本は独自制裁も発動した。北朝鮮に核兵器を放棄させるため、昨年11月以来中断していた6カ国協議も12月18日に再開した。


 (2)米中間選挙で共和党敗北

 イラク戦争を争点とした11月の米中間選挙で共和党は上下両院で民主党に敗北、州知事選でも負けた。選挙後、ブッシュ大統領はラムズフェルド国防長官を解任、イラク政策見直しの方針を示し、超党派の「イラク研究グループ」から2008年3月までに戦闘部隊撤退を目標に掲げる提言を受けた。年明けに新政策を発表予定。


 (3)フセイン被告 死刑判決

 05年末の議会選挙を受け、5月にイスラム教シーア派のマリキ首相率いる正統政府が発足。しかし、2月のシーア派聖廟(せいびょう)爆破事件後、各地で宗派対立抗争が激化。民間人死者数は激増し、米主要メディアは「内戦」と位置付けた。1980年代のシーア派住民虐殺で起訴されたフセイン元大統領に11月、イラク高等法廷が死刑判決。


 (4)原油価格高騰

 ニューヨークの原油先物相場は7月13日、中東情勢緊迫を受け急騰、時間外取引で一時1バレル=78ドルを突破、最高値を更新した。イラン核問題や北朝鮮ミサイル発射で最高値圏を推移していたところに、イスラエルのレバノン侵攻で値を上げた。その後下落したが、なお高値水準が続いた。


 (5)ジャワ島で大地震

 インドネシア・ジャワ島中部で5月27日、M6・3の地震が起き、約6000人が死亡。日本は自衛隊の救助隊を派遣。7月17日にも同島南方のインド洋でM7・7の地震が起き、津波で500人以上の死者が出た。世界遺産の仏教建造物ボロブドゥールの一部も損傷した。


 (6)イスラエル、レバノン侵攻

 イスラエル軍は7月12日、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラに拉致された兵士2人を救出するためレバノン南部に侵攻。ベイルート国際空港の滑走路を爆撃、レバノン海上封鎖を実施。一般市民多数の犠牲者を出すイスラエル軍の誤爆事件などが起きた。国連安保理決議を受け8月14日に停戦が発効。レバノン側の死者・行方不明者は1000人を超えた。


 (7)イランが核開発継続

 核兵器開発疑惑のイランは4月、低濃縮ウラン製造成功と発表。国連安保理は濃縮活動停止に応じれば「包括的見返り」を供与するとの案をイランに提示。一方で、応じなければ制裁措置を警告する安保理決議を採択したが、イランは活動を続行し、制裁決議採択に至った。


 (8)サッカーW杯、イタリア優勝

 サッカーW杯ドイツ大会でイタリアがフランスを破り、6大会ぶり4度目の優勝。優勝4度はブラジルの5度に次ぐ。決勝でフランス主将ジダンがイタリア選手に頭突きして、論議を呼んだ。ジーコジャパンは1次リーグで敗退、中田英寿選手が引退を発表した。


 (9)冥王星、惑星から格下げ

 国際天文学連合(IAU)が8月にプラハで開いた総会で、冥王星を惑星から格下げし、従来9個だった太陽系惑星は8個に。1930年に米天文学者が発見して以来、親しまれてきた惑星の格下げには異論も出て、世界中に波紋を広げた。


 (10)タイでクーデター、首相亡命

 タイで9月、クーデターが起き、軍・警察の長らで構成する「民主改革評議会」が権力を掌握した。国連総会出席で外遊中だったタクシン首相は、ロンドンで事実上の亡命生活に入った。強権政治と腐敗が背景で、タクシン政権は5年余で終わった。


 次点…反プーチン派の不審死相次ぐ
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