テーマ 「2006年国内10大ニュース」 「国外10大ニュース」 「京都10大ニュース」 「滋賀10大ニュース」

 

 共同通信は加盟新聞社、ラジオ・テレビ契約社との合同投票に基づき、2006年の10大ニュースを選んだ。国内は5年半の小泉政権の後を受け、初の戦後生まれの安倍晋三首相誕生がトップとなった。  安倍政権が最優先課題とし、「国と郷土を愛する態度」を盛り込んだ教育基本法改正が実現したが、児童生徒のいじめ自殺、必修科目未履修など教育現場の混乱も上位に。ライブドア、村上ファンドの2人のトップが相次いで逮捕され、「ヒルズ族」のマネーゲームへの批判が高まった。また、皇室としては41年ぶりの男子、悠仁さまが秋篠宮家に誕生、「イナバウアー」の流行語を生んだ荒川静香選手の五輪金メダルが10位以内に入った。


 (1)安倍政権 発足

 初の戦後生まれ、52歳の安倍晋三首相が率いる安倍内閣が9月26日発足した。「美しい国、日本」を掲げ憲法改正や教育改革に意欲。就任直後の中国、韓国訪問で関係修復を確認し、初外交で成果を上げた。しかし、郵政「造反組」議員復党への批判で支持率は急落。本間正明政府税制調査会長の更迭に追い込まれ、打撃になった。


 (2)ヒルズ族逮捕

 IT(情報技術)で急成長のライブドアグループの堀江貴文被告が1月23日、「もの言う株主」で急拡大の村上ファンドの村上世彰被告が6月5日、それぞれ逮捕された。粉飾決算や株のインサイダー取引などで起訴され、「ヒルズ族」の凋落(ちょうらく)を印象づけた。村上ファンドに投資、利益を上げていたとして日銀総裁にも厳しい批判が集まった。


 (3)秋篠宮家に男子誕生

 秋篠宮ご夫妻に9月6日、長男が誕生、悠仁さまと命名された。男子の皇族は41年ぶり。皇位継承順位は皇太子、秋篠宮に次いで第3位。政府は女性・女系天皇も認める皇室典範改正を準備していたが、「当面男系維持が可能」として見送った。


 (4)官製談合で3知事逮捕

 公共工事をめぐる官製談合事件が全国で多発、10月から12月にかけ、福島、和歌山、宮崎の各県知事が逮捕された。また岐阜県では前知事時代の巨額裏金も発覚。地方分権論議が本格化する中で、強大な権限を握る知事の統治能力を問う声が上がった。


 (5)相次ぐいじめ自殺

 福岡県の中学2年男子生徒が10月11日、岐阜県の中学2年女子が同23日に自殺するなど、いじめが原因とみられる自殺が相次いだ。教諭の不適切な言動や教育委員会と学校の対応の甘さも露呈。全国の公私立高校では世界史など必修科目の未履修が発覚。安倍内閣の教育再生会議が対応に追われた。


 (6)耐震偽装で姉歯元建築士ら逮捕

 マンションなどの耐震強度偽装事件で4月から5月にかけ、元一級建築士姉歯秀次被告や開発会社社長らが逮捕された。姉歯被告は国会証言の偽証も。多くの自治体で構造計算書のチェック漏れが判明。国土交通省は違反者の懲役刑など罰則強化を含む再発防止策をとった。


 (7)改正教育基本法が成立

 「国と郷土を愛する態度」や「公共の精神」などを盛り込んだ改正教育基本法が12月15日、国会で成立。「教育の憲法」初の改正。内心の自由に踏み込む恐れがあると強い反対が起き、野党は内閣不信任決議案で対抗した。同法改正と並び安倍内閣が重要課題とした「防衛省」関連法も成立、自衛隊海外派遣が「本務」となった。


 (8)日銀、ゼロ金利解除

 日銀は7月14日、5年4カ月続けた「ゼロ金利」解除を決定。政府は11月22日、2002年2月からの景気拡大局面が58カ月連続となり、「いざなぎ景気」を超え戦後最長を更新と宣言した。労働者や中小企業、地方には恩恵の少ない「格差景気」の指摘も。


 (9)トリノ五輪で荒川静香が金

 イタリア・トリノの冬季五輪フィギュアスケート女子で荒川静香選手が金メダルを獲得。日本唯一のメダルで値千金。難度の高いプログラムをほぼ完ぺきにこなし強豪に逆転勝ち。上体を反らせて銀盤を滑る優雅なイナバウアーがテレビ応援の国民を魅了した。


 (10)飲酒運転事故が多発

 8月25日夜、福岡市の橋で、飲酒運転の同市職員(当時)の車に追突された会社員の車が博多湾に転落、乗っていた幼児3人が死亡。以後公務員の飲酒運転による人身事故が相次ぐ。一緒に飲食や同乗した職員の免職も含め厳罰処分が全国の自治体などに広がる。


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