Kyoto Shimbun 1997.7.4【UNFCCC-COP3/KYOTO】

 気候フォーラム 浅岡事務局長
 日本は主体性を
 国連特別総会に参加して 京都会議に注文

国連環境開発特別総会について報告する浅岡美恵さん
 先月下旬、ニューヨークで開かれた国連環境開発特別総会に参加した環境NGO「気候フォーラム」の事務局長で弁護士の浅岡美恵さんは、十二月に京都市で開かれる地球温暖化防止京都会議(気候変動枠組み条約第三回締約国会議)に向けて「二酸化炭素(CO2)などを削減する数値目標がまとまらなかったのは残念。日本は議長国として主体性を見せるべきだ」と語った。

 同総会には、日本の橋本龍太郎首相ら世界百七十三か国の首脳ら代表が出席。浅岡さんは「全体として地球サミット時のような熱気は感じられなかった。期待していた数値目標がまとまらなかったのが残念」と総括。日本政府の対応については「CO2の早急な削減に積極的な環境庁と、消極的な通産省の対立が改めて浮き彫りになった。橋本首相の演説については、もっと踏み込んだ内容を期待していたが、具体性に乏しかった」と指摘した。

 また、京都会議に向けてEUなどが具体的な提案を行うなか、海外のNGOから「日本は本当に議長国の自覚があるのか」などと文書で批判されていたことを紹介し「ホスト国として会議を成功させるためにも、早く『自分はこうする』という主体性を見せるべきだ」と語った。


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