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CO2など増加続き 気温2度上昇なら… 京都府内のブナ林(動植物の宝庫)消滅も 府の調査研究 京都府は十二日、地球温暖化が動植物の宝庫といわれる府内のブナ林に及ぼす影響についての研究結果をまとめた。CO2(二酸化炭素)やメタンなど、温室効果ガスが現状のまま増加して地球の年間平均気温が二度上昇すれば、府内のブナ生息地域は極端にせばまり、美山町や大宮町ではブナ林が消滅する可能性もあることが分かった。 府の研究機関や府立大の教員で構成する府公害対策技術者会議温暖化部会が、九二年から五年間かけて調査研究を進めてきた。 同部会では、八木町内で地下十五メートルまでボーリングし、十二万年前の地層を採取。土に含まれた針葉樹の花粉量をから過去の気温と植生の変化を分析したところ、最後の氷期だった二万年―一万五千年前から、平均気温が七度も上昇していることが分かった。 一方、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が九五年にまとめた評価報告書では、CO2などの排出量を削減しなければ、地球の平均気温は二一〇〇年には二度上昇するとされている。 同部会では、これを踏まえ、過去の気温変化に伴う樹木分布域の移動から、温暖化の影響を予測した。 府内には現在、美山町の京都大芦生演習林や宮津市、綾部市、大宮町など中丹、丹後地域にブナ林が分布している。しかし、平均気温が二度上昇すれば、ブナ生息地域の標高は、現在の約五百メートル以上から約八百三十メートルになるという。 この結果、南部の美山町や、大宮町など北部地域の低山で多くのブナ林が消滅。シデ類やイヌブナなど暖温帯性の落葉広葉樹に取って代わられるとみている。 |