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地球温暖化防止ボン特別会合 各国代表団ら米国案に反応さまざま 「話にならず」憤り、苦渋も 【ボン23日地球環境問題取材班 山内康敬】地球温暖化防止京都会議に向けてボン市内の特別会合に参加している各国政府代表団や環境団体、産業団体は、二十三日早朝からグループごとの非公式会合などを開いた。「二〇一〇年を中心にする五年間に温室効果ガスを一〇九〇年レベルに安定化する」という米国案などへの対応を協議したが、先進国、途上国など各国の事情により反応はさまざまで、波紋が広がった。 温暖化による海面上昇で国土が水没の危機にある小島しょ国連合(AOSIS)は午前八時からメンバーを招集して対応を話し合った。マーシャル諸島のエスパン・ロネンバーグ代表は「米国案はまったく不十分だ。我々にもう存在しなくてよい、と言っているようだ。大国だから、あからさまに反抗しにくいが…」と憤りのなかに苦渋の表情もにじませた。 大幅削減を提案しているEU(欧州連合)のドイツ代表団員は「話しにならない」と一言。イギリス代表団員は「わが国は(より積極的な削減案を出すよう)説得に努めたが…」と言葉を濁した。 米国が「途上国にも義務が課されない限り、京都議定書に参加しない」と強い姿勢を見せていることに対し、韓国の代表団員は「我々はまだ、発展する権利がある。(先進国グループの)OECDには加盟したが、削減義務には応じられない」と反発した。 また、世界の約二百五十の環境保護団体が加盟している「気候行動ネットワーク」(CAN)の主要メンバーは急きょ、記者会見を開き、「日米が態度を変えない限り、京都会議は失敗する」「欧州や途上国の政府は、クリントンに圧力をかけ、方針を変えさせなければならない」と厳しい表情で話した。 一方、日本の経団連の太田元・参与は「ゼロ削減という目標値は日本案(先進国平均・実質三・二%)より低いが、それだけで産業界に有利かどうかは判断できない。削減方法など中身を詳しく検討したい」と慎重な姿勢を見せていた。 |