Kyoto Shimbun 1997.12.6 【UNFCCC-COP3/KYOTO】

 電力節約まだまだ
 全国の大学NGO調査

 全国の大学生で組織する環境NGO「きゃんぱすえころじー実行委員会」(榎本義行代表)が5日、全国44大学の電力消費量に関する調査結果を地球温暖化防止京都会議の会場内で発表した。コンピューター導入の増加など、情報化に伴い大学の電力消費量が増えていると見られるが、電力節約対策はまだまだで、グループは各大学に省エネの徹底を訴えていく。

 調査は、大学の環境問題に対する姿勢を点検するために行った。全国230の国公私立大に昨年度の電力使用量について質問、回答のあった44大学の結果をまとめた。

 校舎面積1平方メートル当たりの電力消費量は、コンピューターの先進的導入で知られる慶応大湘南藤沢キャンパスが221キロワット時で1位、地元では京都工繊大が106キロワット時で5位だった

 学生一人当たりでは、3,705キロワット時の滋賀県立大が1位。44大学の平均は1,155キロワット時で、CO2排出量に換算すると学生一人当たり138キロカロリーとなった。

 環境対策では、44大学中、二重窓などで建物断熱性を高めているのが11大学、空調温度の調節や待機電力節約のため照明、OA機器などの主電源切断を実践しているのは13大学にとどまった。

 榎本代表は「冷暖房調節や待機電力節約など、まだまだ大学にはCO2削減の余地は大きい。大学側と学生自身が生活様式を変え、温暖化防止に取り組むようにしていきたい」と、話してる。


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