Kyoto Shimbun 1997.12.6 【UNFCCC-COP3/KYOTO】

ごみに泣く環境会議

 ビラや
 資 料
連日1万トン越す


会場内の集積場に集められた書類などのごみの山(京都市左京区の国立京都国際会館)
 隗より始めよ!
 「減らす努力を」
なげく担当者

 地球温暖化防止京都会議が開かれている京都市左京区の国立京都国際会館が連日、大量のごみに泣かされている。会議に文書はつきものとはいえ、廃棄される紙の量は一万人にのぼる空前の参加者数や会議の多様性を反映して膨大だ。深夜に及ぶ会合が続き、食べ物容器のごみも増えており、「ごみ減量は環境を守る第一歩。環境関連の会議なのに配慮が足りない」の指摘も出ている。

 国際会館のごみ集積場には、半日だけで百袋以上のごみが積み上がる。ごみの量は紙類だけで一日に一トン以上に及び、三日に一回の割合で専門業者が回収している。量がこれ以上増えれば回収日の増加も検討するという。「海外からの参加者に不快な印象を持たれないよう、早朝から夜遅くまで会場を巡回し、ごみ袋を集めています」と清掃スタッフの女性が話す。

 会期中、国連事務局の文書だけで二百五十万枚以上の紙の使用が見込まれる。環境NGOなどオブザーバー参加する団体が参加者向けに発行するニュースや冊子、ビラも大量にあり、ロビーのソファーには読み捨てられた新聞や資料の散乱も目立つ。会議取材に当たる内外のメディアが使うイベントホールも同様だ。

 ある米国人記者は「環境をよくするための会議なのに、報道陣を含めて配慮が足りない。ペットボトルや紙コップの飲み物も無駄なごみを増やすばかりだ。参加者はごみを減らす努力が必要だ」と指摘する。

 国際会館の担当者は「環境会議だから排出されるごみは少ないのではと思ったが、そうでもない。会議は中盤を越したが、紙のごみは過去の国際会議と比較できないほど多い。主催者の国連にも会場内のごみを少なくするよう要請する」とし、国際会議の運営方法に宿題も残した。


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