Kyoto Shimbun 1997.12.7 【UNFCCC-COP3/KYOTO】

 CO2と無縁
 太陽光や風力 活用を
 省エネ体験市民が発表  京で2シンポ

 太陽光発電や風力発電などCO2を排出しないエネルギー源の普及を考えるため、京都市内で六日、環境NGO主催の「国際自然エネルギー発電所長フォーラム」と「グリーンエネルギーシンポジウム」が開かれ、市民の関心を集めた。

 中京区のハートピア京都では「国際自然エネルギー発電所所長フォーラム」が開かれ、自宅で太陽電池や風力発電システムを採り入れている「発電所長」たちが、市民の立場で省エネ体験を発表した。

 太陽光と風力発電で、仕事場の電気を賄っている長野県小諸市の陶芸家岡本一道さん(49)は「土地の資源を活用するのが文化的な暮らし。光や風も同じ資源。自然のエネルギーで回したろくろから生まれた陶器を人に使ってもらえたら、それだけで幸せ」と話した。

 また、六百万円をかけて自宅を省エネハウスに改修した千葉県市川市の会社員高木史人さん(49)は「太陽電池の発電量を確認するのが嬉しい。だらしない男が、完全な節電男に変わってしまいました」と楽しみながらの「エコロジカルライフ」の実践を唱えた。

 一方、北区の大谷大では、環境政策の研究機関「気候研究所」(アメリカ)の「グリーンエネルギーシンポジウム」が開かれ、太陽光や風水力、電気自動車など「グリーンエネルギー」の導入について、政策化や商業化、途上国の開発などをテーマに、国内外の研究者らが議論した。

 会場では、「情報革命に続くエネルギー革命の成功には、各国の研究開発予算の増額が必要」「化石燃料産業などへの補助金などをカットするべき」などの意見が出された。


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