Kyoto Shimbun 1997.12.8 【UNFCCC-COP3/KYOTO】

 温暖化防 止 会 議
 エストラーダ議長
議定書採択を楽観視
  合意目標 「透明性高いものに」

京都会議の現状と見通しを報告する全体会議のラウル・エストラーダ議長(中央)
 地球温暖化防止京都会議全体委員会のラウル・エストラーダ議長は七日、京都市左京区のホテルで開かれた地球国際議員連盟(GLOBE)主催のシンポジウムで講演し「外交交渉は外からみると、錯そうしているように見えるが、相対的にはよいところに来ている」と見通しを述べた。

 エストラーダ議長は京都会議の協議について「外交官が交渉でよくやるように政治的な形で進めて成功をめざすのか、信頼性、透明性を高めるのか、ふたつの選択肢が出ている」と現状を報告。

 議定書の採択について「閣僚折衝や欧州連合(EU)環境相理事会が始まって(最初は)お互いに強硬な意見を出し合い、たたき台を出してくる。(森林のCO2吸収量を算入する)ネット方式の導入では合意できており、収まるところに収まる。合意される目標は、おそらく高くはないが、透明性、信頼性の高いものになることを期待する」と楽観的な見方を示した。

 また、途上国の削減義務化については「先進国で削減できたのはスイス、ドイツ、チェコ、スロバキアぐらい。削減できなかった国が途上国に合意を求めているが、それはできない」と言及した。


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