橋本首相 地球温暖化防止京都会議閣僚級会合での八日の橋本竜太郎首相の演説要旨は次の通り。 一、先進国に対しては意味があり、現実的で公平な法的拘束力のある(温室効果ガス)削減目標への合意を、途上国を含め全締約国にも対策の強化を訴えたい。わが国は、私自身リーダーシップを執る。 一、エネルギー効率の改善のため、自動車、電気機器などの製品分野ごとに最高のエネルギー消費水準を作り、達成のためのエンフォースメント(強制措置)を定める。革新的技術開発を国際協力により加速化させる。途上国の温暖化防止に協力するため人材育成、最優遇条件での円借款の供与、技術・経験の移転を行う。 一、京都会議で成果を収めるためには高度な政治判断が不可欠。私自身、各国首脳の決断を促すため直接働き掛ける。
ゴア米副大統領 ゴア米副大統領の演説要旨は次の通り。 一、(温暖化防止の)第一歩は、現実的かつ実現可能な、法的拘束力のある排出制限目標の設定でなくてはならない。 一、人々を貧困から引き上げ、強い経済を築くことが途上国の最重要課題であることを理解すべき。そのための新たな投資を喚起するため、排出権取引と共同実施を提案している。途上国の意味ある参加は必要。 一、六種類のガス全てを対象とし(森林などCO2の)吸収源を勘案した方法で、二〇一二年以降には一九九〇年水準から削減する。 一、京都で合意できなくても、米国は温暖化対策に(独自で)取り組む。 一、われわれの子孫が、地球環境と文明の持続的な関係を始めるため人類が選んだ(京都という)地と時を覚え、『京都の精神』を読み取れるように、前進しよう。 |