Kyoto Shimbun 1997.12.11

 同時通訳は“時間切れ”

 十一日午前中まで徹夜で続いた京都会議の全体委員会で、審議の後半からこれまで七カ国語あった同時通訳が日本語のみになる変則事態となった。会期が延びた影響で、通訳者の確保ができなくなったためだ。

 京都会議の本会議や全体委員会は、国連条約事務局の六カ国語の同時通訳者と日本の外務省が要請した日本語への同時通訳者が、各国代表の発言を英語、仏語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語、日本語の七カ国語に通訳してきた。

 十一日午前一時過ぎから本格審議に入った全体委員会は、午前十時十分まで夜を徹した長時間会議となった。午前七時過ぎには中国語の同時通訳者がなくなった。他国語の通訳者も同八時には、日本語をのぞいて同時通訳者がいなくなった。

 期間中、九人いた日本語担当の通訳も、六人は十一日から他の仕事があり、十日夜までに京都会議から離れた。十一日未明の会議は残る三人が交代で通訳を務めた。日本語通訳者の一人は「これほど深夜に及ぶ会議は初めての経験。体はしんどいけれど、大変やりがいがある」と話していた。


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