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「京都議定書」発効は2、3年後か 省エネ義務付け、途上国支援… 実行迫られる政府
同日午後の本会議で、全体委員会のラウル・エストラーダ議長が徹夜で協議した京都議定書案の推薦を報告。大木浩議長(環境庁長官)がはかり、全会一致で採択された。 議定書は地球温暖化防止を目的とする世界で初めて法的拘束力のある温室効果ガスの削減目標を定めた。対象は代替フロンを含む六種のガス。日本は六%、米国は七%、EUは八%、先進国全体で五・二%の削減を数値目標としている。 議定書への署名は来年三月十六日から一年の間に行う。効力を持つためには「五十五か国の批准」し、「批准した先進国の総排出量が一九九〇年の先進国の総排出量の五五%以上」が必要になっている。批准されれば、九十日後に発効する。「発効時期は二、三年後」(エストラーダ全体委議長)が有力という。 この日、橋本竜太郎首相は「地球温暖化問題の解決に、各国が立場を乗り越え確実な第一歩を踏み出したことは人類の歴史に残る成果」との談話を発表した。ゴア米副大統領も「地球温暖化防止対策に合意したことに対し大きな喜びを感じる」と歓迎の意を表明し、前向きの姿勢を示した。 議定書の採択によって削減目標を実現するための努力が各先進国に求められる。自国案より高い目標になった日本は「わが国のエネルギー効率は世界水準に達しており、京都での国際合意を受けて、温室効果ガスの排出削減を実行していくことは容易でないが、可能な限りの努力を傾注する」(橋本首相)としている。政府は省エネの義務づけ、税・補助金による技術開発・効率化への誘導、CO2排出削減につながる基盤整備、国際的な技術開発・普及、途上国への温暖化防止の技術・資金支援、ライフスタイルの変革啓発など、温暖化防止対策に全力を挙げる方針だ。 |