Kyoto Shimbun 1998.2.2

 地球温暖化新3種ガス
 2010年に排出2倍
 通産省試算 削減目標達成難しく

 強力な温室効果作用があることから、昨年十二月の地球温暖化防止京都会議で排出削減対象に加えられた代替フロンのハイドロフルオロカーボン(HFC)など三種類のガスの国内の排出総量は、このままでは二○一○年に一九九五年の二倍以上に増加し、二酸化炭素(CO2)換算で一億六百万トン余りに達すると試算した通産省の内部資料が、三十一日明らかになった。

 試算では、これだけで二○一○年の温室効果ガスの排出量を九○年比で四・五%程度押し上げることになる。通産省は「業界の自主努力で九五年比の一・五倍程度に抑える」としているが、京都会議で決まった日本の目標は「温室効果ガス全体で九○年比六%削減」となっており、目標達成のためには思い切った削減策が迫られることになりそうだ。

 通産省は、推定量が今後変わる可能性があることなどを理由に、予測値を公表していない。

 しかし内部資料によると、個々の温暖化作用の強さを考慮してCO2に換算した二○一○年の排出量は、HFCが約四千八百五十万トン、半導体製造などに使われるパーフルオロカーボン(PFC)が約三千百六十万トンで、いずれも九五年の二・五倍程度に増えると試算。HFCは冷媒や発泡剤、PFCは半導体製造からの排出が増えるとみられている。

 また、変電所での絶縁ガスに使われる六フッ化硫黄も九五年の一・五倍の約二千六百万トンに増加すると予測している。


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